第1章

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Peacuful days 「翔ちゃん、翔ちゃん、観てごらんよ。」  「なあに?おばあちゃん。」  居間の机で、宿題をしていると、急に祖母に呼ばれた。  「ほら…この子!翔ちゃんと同い年なんだって。」  ニュースを見ていた祖母の視線の先には、男の子が映されていた。  「すごいんだよ、この子。  まだ小学5年生で、アメリカの有名大学を幾つも合格したんだって!  IQ200とか…すごいねぇ。」  「IQ200ってスゴイの?」  「スゴイみたいだよ。東大生でも120とかって このアナウンサー言ってるから。」  「ふ~ん…。でも、なんかこの子楽しくなさそう~。」  「そうだねぇ。翔ちゃんは、楽しいかい?」  「うん!おばあちゃん居るからっ!」
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