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「プロットでも
組んでるのかなって
思ってたので、
もう目が点です」
さくらさんは
くすくすと笑いながら、
あたしの手元のメモに
視線を落とす。
“夕方織部先生宅”と
書かれていた。
「で?
今日もお伺いして
打ち合わせなのね?」
「そうです」
さくらさんは
あたしの顔を見て、
やわらかな微笑みを浮かべる。
今日も美人だ。
「いいの書いてくれると
いいわね。
美園ちゃんの仕事っぷりも、
期待してるから」
「はいっ!」
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