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垢ぬけてないのは自分でもわかるんだけれど。
せめてリップクリームぐらい、
好きな色塗ろう。
制服の中に着るブラウスぐらい、
かわいいのを着よう。
髪止めとか、
ソックスは気に入ったのを選ぼう。
「恋のターニングポイント」
実はその頃、
わたしにはちょっとだけ気になる人がいた。
その人は、
わたしのことなんか眼中になかった。
だから、
遠くから見ているだけでいいっていうより、
遠くから見ているしかなかった。
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