16歳のダイアリー

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 それと、 バタバタしていた理由はもう一つあった。 いつだったか。 ハンドの女子部のエース真野さんが、 朝っぱらから駅で声をかけて来た。 駅からバスに乗るのがいつものルートなんだが、 「ちょっと、 話あるのよねえ、 あんまり人に聞かれたくないの」 と、 言って来た。 「ん?部のことっすか?」 「もちろん」 「じゃ、 歩きますか?」 「そうしよ。 実はさ…」
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