16歳のダイアリー

18/184

19人が本棚に入れています
本棚に追加
/184ページ
「えー、 じゃあ、 わたし、 代理彼女?ひゃっほう。 面白そう」 と、 平静さを装って言ったけれど、 頭に血が上っていたのは確か。 でも当然気持ちはハッピー!爆発的に爽快!代理でもいい、 彼女役なんて早々回ってこない。 これは、 一生の思い出になっちゃうな。   わたしたちは日曜の6時に渋谷東急で待ち合わせした。 お気に入りの、 タータンチェックのワンピースを着て、 ちょっぴりおしゃれしたつもり。 タクミさんは、 そんなわたしをびっくりするように見て、 「わお、 いつも制服だからね。 驚いたよ。 おしゃれな服着ちゃって。 新鮮だね」 と、 笑いながら言った。
/184ページ

最初のコメントを投稿しよう!

19人が本棚に入れています
本棚に追加