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「えー、
じゃあ、
わたし、
代理彼女?ひゃっほう。
面白そう」
と、
平静さを装って言ったけれど、
頭に血が上っていたのは確か。
でも当然気持ちはハッピー!爆発的に爽快!代理でもいい、
彼女役なんて早々回ってこない。
これは、
一生の思い出になっちゃうな。
わたしたちは日曜の6時に渋谷東急で待ち合わせした。
お気に入りの、
タータンチェックのワンピースを着て、
ちょっぴりおしゃれしたつもり。
タクミさんは、
そんなわたしをびっくりするように見て、
「わお、
いつも制服だからね。
驚いたよ。
おしゃれな服着ちゃって。
新鮮だね」
と、
笑いながら言った。
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