16歳のダイアリー

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「あ痛、 俺ってたいがいそういう時、 おごっちゃうんだよ…。 だめ、 今日はやめた」 「なにそれ」 「そう言われたから、 やめた。 これからは、 そう言ってスグおごっちゃうのやめるんだ」 「あー、 つまんない」 と言ったものの、 わたしはペアでキティちゃんノートを持っているなんて、 いい感じ!!と、 感動していた。 どーでもいい人と一緒というんじゃない。 タクミさんだ。 あのタクミさん。 アイドル系の、 周りで、 イイナって言う人がごまんといる(?!)あのタクミさん。 こりゃー自慢自慢。  わたしたちは、 それから再び8階にあがり、 ようやくお寿司屋さんに入ることができた。 遅くなったから、 もうお腹はぐうぐう。 テーブル席に座っていると、 タクミさんが、 遠くの人に向かって軽く会釈したので、 知り合いの人がこちらへ向かっているのが分かった。
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