16歳のダイアリー

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アイドル系の顔立ちで多田さんの様な端正な顔立ちではないが、 優しい顔立ちで、 穏やかーな雰囲気があって年下のわたしでも「かわいーい」って言っちゃうタイプなのだ。 なぜかみんなから名字では呼ばれず、 タクミさんって言われていて、 それだけ人望も厚いのかな、 なんて。 そのタクミさんが…気づいたらわたしのそばにいたのだ!!いやいや、 物理的なことじゃなくて。  生徒協議委員をやっていたわたしは、 たまに行く生徒会室でタクミさんを見かけるようになった。 彼はハンドボール部のキャプテンだから、 部長会議だとか、 グランド使用の抽選とかでここへ来ていた。 わたしには遠い存在だったけれど、 ある時気軽に声をかけてきた。 わたしのカバンにぶら下がっていたシルバーのミルクカップを見て、
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