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タクミさんは
「今からでも遅くない、
告白する？」
と、
ふざけた。
わたしは首を強く振った。
「告白しないで、
背中見送るか。
いい思い出ありがとうって」
と、
笑いながら言った。
なんか、
軽い！！その態度。
ちょっと頭にきて
「余計なおせっかいやめてよ！」
と強気で言った。
「おせっかいか」
「おせっかい！」
「じゃないだろーが。
ちゃんと君のところの電話番号教えてやったから、
角谷さん、
通じたんでしょ」
「わたし、
キイホルダーなんか贈ってないもん」
「…とは思ったけれど。
電話番号知らせとけば、
何か君に有利に働くかと思ったわけ」
「それは、
それは、
ありがとうございましたっ！」
と、
わたしの口調はいつもと同じに戻っていた。
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