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と、
言ってしまった。
ああ…。
顔から火でも吹き出してきそうなくらい恥ずかしかった。
しまった、
と思った。
この後のシチュエーション、
考えてなかった!角谷さんは、
訳わからない、
といった顔している。
沈黙が続いた。
ほんのちょっとなのに、
長い!タクミさんに目で助け舟を求める。
あわてたタクミさんが
「今日でお別れだから、
コイツちょっと感傷的になってるかも」
と、
小さな声で言ってくれた。
「あの学校に通えて良かったよ。
色々な出会いがあったし。
楽しかったよ」
と、
見事にかわされた!いい、
かわして!何もなかったことにして。
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