16歳のダイアリー

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ちゃらちゃらと、 学校のことなんか書きならべてしまった。 角谷さんは家族を守るために、 懸命になっているのに、 このわたしは…、 無神経だった。 そして思った。 この人は、 わたしの励ましも、 慰めも届きっこない、 遠いところの人なんだと。 「もう会うこともない」と言うのは、 関わらないでくれと言っているんだ。 だから寝る暇もないのに、 その一言を言いたくて、 手紙の返事、 くれたんだ。 「そうだよね」
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