16歳のダイアリー

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「はあ。 あたしは…そう言う訳にもいかなくて…」 と、 チラッと角谷さんの顔をのぞく。 行きがかり上言ってるのかどうか、 確かめたかったからだ。 ところが意外にもニコッとした感じだった。 仕方なく言っているんじゃないのかな、 ならば、 それもいいのかな。 でもおー。 「雨だし、 コイツ、 一人で電車で帰らせる訳にもいかないしなあ」 タクミさんが、 そう角谷さんに言うと、 彼は 「じゃあ。 決まりだね」
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