16歳のダイアリー

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と、 言って、 わたしの意見は抜きで決まってしまった。 いいのかな。 いいんだよね。  角谷さんは、 親父さんに事情を話し、 乗って来た軽トラックに、 わたしたちも乗って、 桃川サイクルへと戻ることになった。 タクミさんのバイクは、 なんと、 お蕎麦屋さんに置かせてもらうことが出来て、 明日、 またここまで送ってもらえることになった。 親父さんは 「早めにあがっていいよ」 と言っていたが、 角谷さんが残りの仕事を片付けると話していた。 わたしたちは、 角谷さんのおばあさんの家に一足早く案内されることになり、 ちゃっかりあがりこんだ。 角谷さんのお母さんは、 タクミさんを見て本当に喜んでいた。
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