16歳のダイアリー

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牧川さんは昇降口で一人で配っていたようだ。 そのあと、 続けて、 翌月も作っていた。 その時は、 廊下に捨てられていて、 なんだかかわいそうになって拾って読んだ。 頑張ってるな、 と思った。 捨てられてたっていいんだ。 拾って読んでやってるやつもいるんだからな。 牧川さんは面白い子でお茶らけてる割には、 真面目でもあった。 これって、 最初のころの印象に戻ったのか?どっちだよ、 本当は?  あれは、 いつだったか。 1こ先輩の角谷さんから突然の電話があった。 学校では見かけたことはあったがあえてしゃべることもなかった。 でも、 中学も小学校も同じだったから顔は十分知っていた。 家も割合近かった。 その角谷さんから、 相談だった。
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