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最後の最後まで顔をしかっり見てあげることが出来ないまま、お別れの時間となってしまった。
モモちゃんは棺に入れられたまま、我が家へ向かった。
モモちゃんがいなくなった部屋で一人になると、心にポッカリ穴が空いたような空虚感。
『この前まで私のお腹で元気に生きてたのに…今はお腹にも腕の中にもいないなんて…』
時折聞こえる赤ちゃんの泣き声も、今までなら微笑ましく聞いていたのに、耳を塞いでしまう。
こんな暗闇の中、いつになったら前向きになれるのか見当もつかなかった。
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