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モモゃんの遺骨を抱いて、ひいおじいちゃんが眠っている墓地へと向かった。
納骨の受付で遺骨の蓋をあけて見せてもらった。
『あんなに可愛かった姿が……』
涙を堪えようとしても、どんどん流れ出てしまう。
現実から何とか逃げようとしていた私の心が、逃げ場を失って崩れ落ちた。
『やだやだ…先に行かないでよ。もっともっと一緒にいるはずだったのにぃ…この目で成長を見たかったのに…何で何で何で…』
思いが溢れ出して止まらなかった。
こんなに心が悲鳴をあげたがっていたのに、今まで殻に閉じ込めてしまっていた。
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