失った日常と得た非日常。

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チュンチュン…       チチチ… 灰「…もう朝か。」 夢であって欲しかった。 灰「聖…っ」 こんなのってないだろ… 灰「学校行かなきゃ…」 ━━━━━━━━━━・・・ ガラガラッ モブ「金城、オハヨウ! って、なんか顔色悪いぞ?大丈夫か??」 灰「あぁ、悪い。 ちょっと体調が優れなくてな…」 モブ「無理すんなよ? おっ、モブ夫ー!おっはよーw 昨日のテレビさ━━━」 ザワザワ ツンデレ「━━━らしくてね!」 オトコマエ「そうなのか?笑」 僕ッ娘「あ、僕もみたよ!━━━だったよね!笑」 ツンデレ「そうね!笑 あ、金城君おはよう」 オトコマエ「おはよう」 僕ッ娘「おはようございます!」 えっ?! 普段は睨み付けてくるのになんで挨拶を!? 灰「お、おはよう。」 女「「「ポッ」」」 !? 灰「お、お前等、聖のことは良いのか??」 そうだ、きっとまた何か仕掛けてくるんだろ ツンデレ「え?      聖って、誰??                  」 灰「…え?」 僕ッ娘「金城くんのお友達??」 灰「いや、友達ってか…」 オトコマエ「ツンデレー、僕ッ娘ー、そろそろ先生来るぞ?」 ツンデレ・僕ッ娘「今行くー!」 僕ッ娘「じゃーね!」 パタパタッ どういうことだ? 聖にあれだけ執着してた彼奴等が忘れるだなんて… 灰「モブ!」 モブ「ん?どーしたんだ??」 灰「お前、聖のこと憶えてるか?」 モブ「聖? そんな名前の奴いたか?? そんなことよりきいてくれよ!━━━がさぁ…」 どうなってる?? 聖は確かに男に嫌われていたが、ここまでじゃなかった。 確かに冷ためな対応はするが、限度があったし、普通に仲も良かった筈… そういや聖の机が…ない… まさか……… あの後、俺はいろんな奴に聖のことを聞いてみた。 だが帰ってくる答えは俺が求めるものじゃなかった。 灰「存在が無かったことにされてるのか?」
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