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それからの、一週間足を引きずり始めた彼に外科に行くよう促した。
病院嫌いの彼は、体をマッサージしに行くと近くのマッサージ屋さんに行った。
「筋違えみたいだよ」
笑う彼は、足を引きずりながら、なんとかお気に入りの赤いソファーに腰かけた。
リモコン片手に大好きなダ○ンタ○ンの番組にチャンネルをあわせた。
その横顔になんだか胸騒ぎがしていたのを思い出す。
嫌な予感って、本能が伝えるものなんだと後から充分すぎるぐらい理解するのに、この時の私は、この嫌な予感を感じないふりしていた。
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