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「遅くなりました!!」
「遅くなった?」
「いいや丁度いいタイミングだ、机は揺らすなよ?」
扉が開き、現れたのは月読 調(つくよみ しらべ)と暁 切歌(あかつき きりか)の二人。
シンフォギアシステム「シュルシャガナ」と「イガリマ」装者である後天的適合者だ
「キャンドルですか?」
「そのとおりだよ」
ここで少し説明しておこう・・・後天的適合者とは特殊薬剤「LiNKER」で適合率を無理やり上げた者を指すもので、投与しても適合率の上昇は正規適合者よりも劣りるし、時間経過での適合率の低下や過剰投与によって肉体がボロボロになるなどの欠点を多く持つんだ
まぁ、今は使う必要もない平和そのものなのだがな。
「あいつら遅いな」
「三人は遅れてくる、って言ってました」
「そうか」
いつの間にか来ていた小日向 未来を気にかけることなく半ば無視して黙々とキャンドルを作る
まだ全員分が出来ているわけではないのだ
「無視ですか?」
「いや、君は呼んでなかった気が・・・」
「響の友達ですから」
うん、少し不穏だね、色んな意味で
ちなみに彼女も関係者ではある、被害者としての意味ではだが。
神獣鏡(シェンショウジン)と呼ばれるシンフォギアに無理やり適合させられたうえ、システムに一時的とはいえ乗っ取られていた。
それをやったのはあの男、ジョン・ウェイン・ウェルキンゲトリクス・・・先ほど、厳重な監視下の元で服役中と言った奴だ
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