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「お久しぶりです」
「こちらこそ、お久しぶりです」
杖をつきながら部屋に入ってきたのは、ナスターシャ・セルゲイヴナ・トルスタヤさんだ。
老技術者で、聖遺物の研究に携わっている数少ない科学者でもある。
自分を「マム」と呼ぶマリア達を大切に思っているけど、計画のために厳しく接していた。
「マム、大丈夫なの?」
「えぇ、大丈夫です」
だが計画が暗礁に乗るにつれ、愛する装者達にテロリスト紛いの行為をさせてしまった選択を後悔するようになり、自分達単独での計画遂行断念を決意し米国政府との講和を図る、だが裏切りに遭い追われる身となってしまった。
現在は一応だがこれから来る三人の所属する組織の主席研究員として保護されている。
「すいません遅れました!!」
「すまない遅れた」
「わりぃ待たせたか?」
三者三葉の言葉で入ってくるのはそれぞれ、立花 響(たちばな ひびき)・風鳴 翼(かざなり つばさ)・雪音 クリス(ゆきね クリス)の三人だ、それぞれ、シンフォギアシステム「ガングニール」・「天羽々斬(あめのはばきり)」・「イチイバル」の装者である
「手伝います!!」
「えぇ、お願い」
立花 響は明るく闊達で、困った人がいたら放っておけない性格をしている。そのためノイズとの戦いもあっさり受け入れた。彼女もまた正規適合者ではない。
「よし、あと三人分か」
彼女の心臓に侵入したガングニールの破片が体組織と固着・融合したことにより、人と聖遺物の融合体として後天的な適合者となっていた、未来との戦闘時に受けた攻撃により一時的に使えなくなった時にこの体組織になっていた欠片が消し去られた後に、当時マリアが纏っていた漆黒のガングニールを奪う形で取り戻したから、現在は正規適合者だ
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