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純平と玲奈は模擬戦が終了した後、宿舎に向かっていた。
そろそろ講習も終わり、集合する時間になってきたからだ。
純平「なぁ玲奈、Keeperって普段どうなんだ?」
玲奈「と、仰いますと?」
純平「客観的に見てKeeperってPaladinと同じでストイックって言うかさ、闘いへの拘りが強いイメージがあるんだよ。実際どうかなって」
玲奈「う~ん…そうですねぇ…」
玲奈は一旦、Keeper全体の事を考える。年齢層は様々だが、玲奈はその中でも中心人物なのだ。
玲奈「程度の違いはあるにしても拘ってると言えば拘ってると思います。でもPaladinとはそもそも考えは違いますね」
純平「別に一緒とは思ってねぇよ。むしろPaladinよりはずっとマシだ」
純平の言動はまるでPaladinを嫌っている様子。同じ機構と言えど、敵を徹底的に潰しにかかるPaladinのやり方には不満を持っているようだ。
玲奈「自分の機構以外を敵視する人は多いけど、その中でもPaladinを嫌ってる人は多いですからね」
純平「Guardianの何人かもPaladinにやられたっけな」
玲奈「それを言えばKeeperも…」
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