chapter 1

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珠理奈「お姉ちゃ~ん!」 二人の後ろから玲奈を呼ぶ声が聞こえて振り返る。やって来たのは玲奈と同じでKeeper所属の女性だ。 名前は【真中 珠理奈】。玲奈の妹だ。 玲奈「どこ行ってたの?」 珠理奈「秘密特訓。おかげでいい運動になったよ」 ガッツポーズを決める珠理奈。純平の顔を見て何かを思いだし、ハッとした表情を浮かべた。 珠理奈「純平さん、メシエコード取得おめでとうございます」 純平「あはは、ありがとう」 姉妹揃って全く同じことを言う。純平は思わず笑ってしまった。 珠理奈「??」 玲奈「ちょっと純平くん?」 純平「ごめんごめん」 察した玲奈は純平の行動を指摘。純平は笑いながらもすぐに謝った。 珠理奈は何のことか分かっていない様子。 「おい、喧嘩だってよ」 「なんかヤバそうじゃない?」 通行人の言葉を耳にした三人。偶然にも珠理奈の顔見知りだったので、珠理奈は内容を聞きに行った。 珠理奈「喧嘩って?」 「あ、真中。実はさ噴水広場でPaladinとGardnerが喧嘩してるみたいでよ」 「しかもPaladin側は一人だって。それが何とあの【King Crusader】だって」 玲奈「【King Crusader】って…」 純平「あぁ」 玲奈と純平、珠理奈はそのメシエコードを持つものを知っている。純平にとっては同期であり同じくメシエコードを持っているものだ。 純平「行こう!」 純平の言葉に玲奈と珠理奈は頷き通行人のウォーリアに別れを告げて噴水広場に向かって行った。
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