chapter 1

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三人が噴水広場に到着した時、とある場所には大きな人だかりが出来ていた。 自分に非がないが為に他人事ゆえに盛り上がっているもの、囃し立てるもの、どちらが勝つか賭け事をするもの、どうすべきか分からずおたおたするものとがいた。 純平「ごめん、通してくれ!」 玲奈「ちょっと道開けて」 人の群れをかき分けて三人は前へ前へと進んでいく。最前列に到着するとそれはすでに終わっている模様だった。 一人のPaladinが立ち、その周りには四人のGardnerが倒れている。 正樹「数で囲めば、何とかなると思ったのか?」 Paladinのエース【日下 正樹】。そのメシエコードは【King Crusader】。 正樹「だーかーらお前達は三下なんだよ」 正樹は倒れている一人のGardnerの頭を着かんで嫌みを吐くと再び叩きつけた。 純平「やめろ日下!」 非道的な日下の行動に制止の声をあげる。振り向き純平を見ると正樹は嘲笑を浮かべた。 正樹「誰かと思えば、成り上がりの【Hope Seeker】殿か」 玲奈「……」 正樹は挑発じみた言葉を放ち、純平に近付いていく。 正樹「あぁ、これか?。因縁つけられてさ~。言い返したら急に殴り掛かってきて、正当防衛だよね」 珠理奈「バトル施設のないところでの戦闘は禁止されてるはずですよ!」 正樹「それはフォースセイバーを持ってのこと。オレ自身は使っちゃいない」 両手を広げて使用してないことをアピール。確かに、Gardner三下はそれぞれのフォースセイバーをもって挑んだが、日下に関しては素手での肉弾戦。 それで三下を凌駕したのだ。
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