chapter2

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昴「敦子、純平は一緒ではなかったんですか?」 倭の近くに腰掛けている眼鏡を掛けたKeeper所属のウォーリアが口を開く。名前は【桐生 昴】。メシエコードは【Transient Wind】。 敦子「うん。さっきまで一緒だったんだけど、途中で別れちゃって」 美海「おしい~!(笑)。アイツ見たかな」 敦子「多分……見てないと思う」 敦子の言葉に三人はやっぱりと項垂れた。数分後、敦子が入ってきた出入り口より各機構四人のマスターと車イスに乗った一人の老人が入ってきた。 口元にマスクを着け将軍服に身を包んでいるのがGuardianのマスター【マスター・暁】。 長い金髪に右手に煙管を持った女性、Paladinのマスター【マスター・ルキ】。 無精髭を生やしてまるで侍のような出で立ちの男性はGardnerのマスター【マスター・クォン】。 魔法衣を纏い、長い髪をポニーテールに結わえた女性、Keeperのマスター【マスター・ユキノ】。 そして、それら4構を束ねるのは大賢者【マスター・アトス】。今は前線を退き、若き世代を見守っているが、絶えず平和の監視を務めている。
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