Chapter3

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純平「つーか他の連中は?」 龍二「まだ来てないから長引いてんじゃね?」 友美「教官によっては機構を贔屓目で見る人だっているしね。私、セクハラされたし」 玲奈「本当ですか?!」 友美「これがマジなんだよね~。私の前にも何人か後輩がヤられてて、軽く胸さわれたからボッコボコにしてやった(笑)」 龍二「怖え~…(汗)」 友美は、したり顔を浮かべている。純平と龍二にはその時の映像が目に浮かんだ。 友美「あ、来たよ」 そこに現れたのは敦子、美海、昴、倭。先程まで緊急招集を受けていた純平と同じメシエコード所持者だ。 美海「まだみんな揃ってないんだ?」 玲奈「私達が来たときには龍二さんと友美さんだけでしたから」 倭「端から見たら~…?(笑)」 友美「やめてよこんなのと(笑)」 龍二「またまた~嬉しいくせに(笑)」 やり取りはまるで学生のノリ。ずっと闘いの世界で生きる彼等にとっては数少ない青春の1つだ。 敦子「純平、ちょっといいかな?」 純平「ん?」 敦子「二人で話したいの」 そんな時、敦子が周りを気にしているような口調で純平を呼ぶ。当然、隣にいる龍二には聞こえてしまった。 龍二「おいおい!暑苦しいじゃねぇか(笑)。お似合いだけど、イチャつくなよこのこの~(笑)」 純平「あはは、アホか」 と言う純平も満更ではない様子。純平は敦子に連れられ宿舎内の通路の方へと向かって行った。
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