Chapter3

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純平「暗黒魔道士??」 敦子「うん。さっき言った事件の中で暗黒魔道士を象徴する黒のクォーツが見つかったの」 純平「でも暗黒魔道士ってもう随分前に滅んだんじゃ?」 敦子「そのはずなんだけど、現場に黒のクォーツが発見されたのを見ると暗黒魔道士が繋がっているとしか思えないの」 純平の問いに対して敦子は何かを考えるように下を見る。 敦子「マスター達は外部調査を担当するって、私達はその間内部調査をするようにって」 純平「内部調査?どういうことだよ?」 何かを感じ取った純平。嫌な予感は的中した。 敦子「マスターは暗黒魔道士が内部にいる可能性があるかもって読んでるの」 純平「冗談だろ?仮にもマスターの言葉かよ!?」 自分の弟子達を疑う。とても師匠であるマスターのすべき行動ではないと思ったからだ。 敦子「だから証明すんでしょ?。機構の中に暗黒魔道士はいませんでした、残念でした~!って」 純平「あぁ~…なるほど」 何となく納得できないところはあったが身の潔白を証明するには今はこれに乗っかるしかなかった。 敦子「それからこれは他言無用ね?メシエコード所持者のみの極秘任務らしいから」 純平「まぁそうだよな。暗黒魔道士がまだ生きてるかもってなったら混乱するし、下手すらゃ機構内も2分割しちまうし」 敦子「よし。それじゃ戻ろうか」 純平「あぁ」 純平と敦子は再びみんなのもとへ戻っていった。
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