Chapter3

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純平「ふぃ……」 敦子と別れて小一時間。純平は修練を終えて休憩に入ろうと伸びをした。 周りを見れば龍二や優子、友美や彰達がそれぞれに模擬戦をやっている。 ??「ちょっといい?」 純平「??」 声を掛けられ後ろを振り返る。そこに立っていたのは純平にとっては面識のない女だ。シンボルマークからその女性がKeeper所属だと言うことが伺える。 純平「キミは?」 麻奈美「こうして話すのも始めてか。私は黒崎 麻奈美。Keeper所属のウォーリアだ」 純平「春茉 純平だ。んで、オレに何か用か?」 軽く自己紹介を済ませ純平はさっそく本題に入った。 麻奈美「外部修練って聞いてずっと戦ってきたけど、正直ぬるい連中ばかりでな。退屈していたところだ、私とバトルしてくれないか?」 純平「バトル……決闘ってことか?」 純平は身体を向けて右手の木刀を持って構える。すると麻奈美は口元を少し緩ませ逆手に持っていた木刀を持ち直し構える。 純平(見ただけで分かる。…コイツ、ただ者じゃない) 麻奈美から放たれる闘志を読み取る。今までに感じた事のないほど重圧なものだ。
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