Chapter3

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純平「ゴホ、ゴホ、って~…」 腹を擦って起き上がる純平。麻奈美は刃の汚れを拭き取るように撫でると純平を見下ろす。 麻奈美「…終わりか?」 純平「終わりかって?冗談だろ」 純平は再び立ち上がり木刀を構える。麻奈美は失笑し同じ構えをとった。 純平「!?」 麻奈美「来い」 それは純平に対する挑発だった。言われるがまま仕掛けたのは純平。麻奈美は動かず目を閉じる。 純平「はぁぁぁぁ!!」 麻奈美「………」 純平の攻撃が当たる刹那、麻奈美は目を見開き円を描くように木刀を奮うとそれに巻き込まれ純平の木刀は宙を舞った。 純平「!!」 麻奈美「【Hope Seeker】もこんなものか」 無防備になった純平に畳み掛ける麻奈美は幾度となく純平を攻撃する。 最後に純平をつき倒し関節技をかけて地に押し付けた。 純平「いてててててて!」 麻奈美「降参か?」 純平「ノー!ノオォォォォォ!!」 麻奈美「メシエコード持ちだから期待したが、やはりこの程度か。Guardianも大したことないな」 麻奈美は止めを刺そうと木刀を振り上げた。
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