第1章

12/21
前へ
/21ページ
次へ
ぽたぽたと、頬から伝い落ちる涙が本に染みを作る。 「……ふ、……っく……」 止めどなく溢れる涙も拭うのが億劫なほど、色々な感情が渦を巻く。 ……間違いない。 白は、 俺だ。 俺の、前世。 俺は一度、……死んだ。 あの時確かに、死んだ。
/21ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加