第1話

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. たぶん純は、俺が気にしていることに気がついてない。 俺だって、純のことが嫌で言ってるわけじゃないんだけど。 ただ、もしかしたらこんな時にこんなとこで2人でいたら、そーゆう風に見られるかも?とか思わないのかな? って、誤解されたら困るであろう純の事を心配してるのに、さ。 「もう…勘違いされても、知らないよ?」 俺は意地悪く、純を横目で睨んで質問する。 純は最初、何のこと?と不思議そうに眉間を歪めたあと、「あぁ…」と呟いて。 「うん。まぁ。和希とだったら…いいかな…」 そうサラっと言って、鼻を人差し指で照れ臭そうにかいた。 .
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