序章 邂逅するは鬼と巫女

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 鬼を浄化する光線は、一分ほど続きました。  やがて止んだ天照。  光注いで窪んだ地面、そこを覗き込んだ狐は、とある者を見つけました。 「へ? 麗奈、あれ見てだこん」 「どうしたのじゃ? ……ん?」  狐に言われて見てみれば、本来炭しか残らぬ場所に、横たわった青年の姿が。  青年は傷一つ付いておらず、小さく寝息を立てておりました。
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