第25章 お披露目

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部屋に入ると私は帯がつぶれぬようベッドへうつ伏せになった。 社長は、そっと撫でてくれ、 「偉かった」 とだけ言った。 どっと涙が溢れた。 ひくひくと泣きながら、 「鍵を、鍵をまたお渡しになったのですか?」 と聞いた。
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