第19章 夜の接待

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部屋へ入ると、もう大渕社長は着いていた。 「先日は、本当に失礼いたしました。」 「いいんだよ、由梨絵ちゃん。 こうして来てくれたんだからね。」 猫なで声で言った。 営業の小岩井達から言われていた「由梨絵ちゃんとにかく素直に、ただ言う事を聞いていればいい。」という言葉を反芻した。 「何人目」 「え」 「抱いた男」 「・・・二人目です」 正確には、途中までが3人。でも小岩井達から「僕らは数に入れなくていい」と言われていたから。 目の色が変わり、喜んでいるのがはためにも分かった。
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