第14章 禁断の季節
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「にしたって……」 皮肉めかして口端を上げると 「好きになるには知り過ぎただろ?」 由良は僕の首筋に手を当てて 諭すように呟いた。 「パパの時みたいに、僕はいつ裏切るか知れないよ?」 「そうだね」 そんな由良を それでもどうにかしてやろうとか そんなアグレッシブな動機からではない。
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