第14章 禁断の季節

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目元にかかる前髪を そっと指で梳いてやると 「何時……?」 寝ぼけ眼のまま 由良は乾いた声で尋ねた。 「7時半だよ。学校へ行けよ」 「あんたは……?」 「僕は休職中だ。誰かさんのせいで神経をやられてね」 「じゃあ僕も行かないよ」
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