第14章 禁断の季節

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ゴクリ。 蜜の味が 喉元まで込み上げる。 「分かった……」 朝日に照らされた ものぐさな横顔。 僕はもう――。 (完全にやられたな……) どんなことだって この子の言いなりにならざるを得ないんだと思う。
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