第14章 禁断の季節
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「そうかな……」 由良の膝に花束を放ると 僕は再び車を走らせた。 「ま、秘密の日記にそう書いてあったんだからそうかもな」 「なんか……」 「なんか?」 「なんか僕の方が騙されてる気がする」 フリージアの花束に鼻先を埋めながら 由良は面白くなさそうに言った。
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