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僕には君がわからない。
なぜ君が僕に近寄ってくるのかわからない。
なぜ君が僕のそばにいるのかわからない。
僕の中にあるこの感情がわからない。
だから僕は嘘を吐く。だから僕は軽口を叩く。わかりやすいもので僕を塗り固めていく。わからないものを塗り込めていく。
真実ってなんだろう。本当の僕ってなんだろう。
なんで君は近くにくるんだい?そんなに不機嫌そうなのに。
なんで僕のそばにいるんだい?そんな辛そうな顔なのに。
君の強さが憎らしい。君の強さが妬ましい。君の輝きが愛おしい。
ねえ、誰かこの気持ちに名前をつけておくれよ。なんでもいい。愛でも、恋でも、憎しみでも。
僕はいつでも半信半疑。自分の気持ちに半信半疑。
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