本体について

2/2
前へ
/11ページ
次へ
トカゲは元々は人間であったが 人間であった頃、神にささげる生贄を勝手に連れ出し逃がしたため 神の怒りに触れてしまい〝呪い″を懸けられてしまった。 その〝呪い″は、人間の死体から死体へと憑依し永遠に罪を背をって生き続けなければならないこと。 けして死ねない 自殺したところでその死体だけが使えなくなるだけ そして次の身体を獲る間、霊体でいる間は死より苦痛な思いをする事になる・・・。 トカゲという名は、憑依した時に身体に浮き出るトカゲの模様から適当にそう名乗っている。 背中だけでなくいろんな位置に動かす事が可能 拡大はできないが縮小はできる (ただ、縮小すればするほど呼吸が困難になる) ちなみに トカゲは呪いを解く気はさらさらない と、いうのも流石にどうあがいても解けはしないから 疾っくの昔に諦め 世界の終わりまで 死ねるその日まで 生きる理由もなにもなく ただただ死んだように生きようと ただそれだけ。
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7人が本棚に入れています
本棚に追加