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ツバキ「貴方に何度言われようと僕は貴方のギルドには入りません」
ジン「チッ……『夢魔の誘い』」
上級魔法!?
まずいっ……!!
ツバキ「うっ…」
ジン「俺は欲しいモンは力ずくでも奪い取る主義でな?
俺に見初められてる時点でお前に拒否権はねぇんだよ」
ツバキ「横暴…ですね……」
ここで俺の意識は途絶えた。
ジンside
腕のなかに抱えた少年を見る。一見少女のようにも見えるコイツは立派な男だ。
何よりコイツは俺を脅しやがった。自惚れでも何でもねぇが世間一般では恐れられてるこの俺を、だ。
これほどまでに“欲しい”と思ったのは始めてかも知れねぇな?
俺はさっきもいった通り欲しいモンは力ずくでも奪い取る主義だ。
だからお前もすぐに奪ってやるよ。
覚悟しとけよ?『ツバキ・シロサワ』
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激情を知った狼は獲物をとらえるまで諦めない。
己のなかの欲を満たすため、獲物を追い詰め囲いこむ。
獲物は狼から逃げることはできるのだろうか?
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