ギルドだ!

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ツバキside 目が覚めたら目の前にジンの顔がどアップで映ってた とりあえず近い 何でこっち見て笑っているんだ?気持ち悪いんだが ツバキ「…離れてください。近すぎて気持ち悪いです」 ジン「お前は言葉を隠さねぇんだな」 ツバキ「はぁ?何でそんなことしなくてはいけないんですか?面倒くさい。というか離れてください」 ジン「そうか…面倒くさい、か……」 一人で何納得してるんだ、コイツ ツバキ「言ってることが理解できないのですか?離れてください」 ジン「断る」 ツバキ「………えっ」 何故断られなければいけないんだ しかもどや顔で言い切ってるな ツバキ「…変態なんですね」 憐れ、ジンなんとか ジン「は?まぁいい。ここは俺のギルドだ。名前は《影楼》いい名前だろ?」 ツバキ「そうですね、とてもかっこいい名前ですね」 棒読みだがばれないだろう、恐らく ジン「………とりあえずお前も登録しなくてはいけない。受付へ行くぞ」 ちょっと待て、何故俺が登録する流れになっている? ツバキ「登録しませんよ、話を聞いてなかったんですか?」 ジン「聞いた上での判断だ」 ツバキ「なんなんですか貴方!?」 ジン「ギルドマスターだが?」 ツバキ「…………」 お前ってそんなキャラクターだったのか… ツバキ「……登録します、しますから離れてください。できれば僕の半径30mは近づかないでください」 ジン「判定が厳しいから却下だ」 なん、だと!? ジン「 受 付 行 く ぞ ? 」 ツバキ「わかりました」 威圧されると条件反射で了承してしまう自分の体質が心底恨めしいぞ… ツバキ「………これからの生活、前途多難過ぎではありませんか…?」
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