「 詩歌と一枚の遺言 」    作/真静

4/8
前へ
/8ページ
次へ
 ――誕生日当日。 (パーティー会場となるのは普段のFEALsの練習室。みなもから話を聞いた陸はその部屋の扉を開けると立ち止まった) 陸「何なんだ……これは?」 (質素だった練習室はキラキラの装飾で室内全体を彩られていた。だが一部だけ……) カナ「あ、桜木君……みなもちゃんが……」 みなも「ち、違うって! コーチ。わたしは何もやってないから」 (扉を開けて真っ先に陸の視界に飛び込んだのは、練習室の床に倒れる詩歌と返り血のような赤で背中を汚したみなも) 舞衣「じゃあこの赤いのは何……?」 みなも「こ、これは……」 (練習室に設置された鏡にはみなもが映り、その背中は服が赤く染められていた)
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加