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理紫がファサッ…とフードを落とすと、奥山が叫んだ。
「あ…っ!!どこかで見たことあると思ったら、吉村さんのカレシっ!」
「お前、今頃…」
そんな事は分かってる。
コイツが、吉村の付き合っている相手の《徳井》って奴だって事は。
そうじゃない、そうじゃなくて…、何だよ?この圧倒的な…。
その時だった…。
「《徳井 理紫》…」
「……?」
「叶、知らねーの?《徳井 理紫》だよ。Jリーガーの…」
緒川の言葉に、樋口は瞳を見開き、理紫をまじまじと見る。
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