472人が本棚に入れています
本棚に追加
そう、私の好きな人はこういう人…。
誰もが、その真っ直ぐな眼差しに魅了されてしまう。
本人にそのつもりがなくても、出逢う人全てを、自分の中に引き込んでしまう。
いい意味でも、悪い意味でも…、分かっていても囚われる。
私もその内の1人…。
そんな理紫に、何度も、何度も、惹かれてしまう。
……何度も、何度でも、恋を…する。
理紫の横顔を見つめていると、「早く出してこいよ」という声が聞こえて、海月はハッ…となる。
続く「え…、まだなの? 」と、どこかから聞こえてきた声に、場には笑いが起こり、理紫が苦笑した。
最初のコメントを投稿しよう!