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「私もお会いしたかったです。」
ニッコリと微笑んだ海月に、あら…と彩華が頬に手をやる。
「想像以上の可愛さだわ……、アイツが隠す訳ね。」
最後にポソッ…と聞こえた言葉と舌打ちに、海月は耳を疑った。
「え…? 」
聞かれて、ハッ…となった彩華が首を振る。
「うぅん、何んでも…。 それよりも海月ちゃん、早く行きましょう? 車、あっちに停めてあるの! 」
宝石を散りばめたように、艶やかに彩られた指先。
その手に手を取られ、強引に引かれる。
行くって、どこへ…?!
「AYAさん…っ、私、学校が…! 」
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