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何…この人、本当に怖い…。
「嘘じゃないです…。私、本当に…。」
「だって、君幾つだよ? 高校生が結婚出来る訳ないでしょ? 」
こっ、高校生ーーーっ?!
自分でも幼く見られることに自覚はあったけれど、高校生はあんまりだ。
「違います、高校生じゃ…。」
けれども、指輪を見せようにも、この男にキツく腕を掴まれていては手を上に上げることも出来ない。
「また、嘘? そういう所も可愛いなぁ。」
どうしよう、この人言葉が通じない…。
恐怖で身体が震える。
「お願いだから、やめてくださ…っ。 」
その時、周りの歓声が一際大きくなり、海月の抵抗する声はかき消されてしまった。
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