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「そうなんですか…。」
だから、何んだと言うのだろう。
この人が椎葉選手のことが好きなら、それはそれでいい。
どうして、わざわざ海月に理紫のことを悪く言う必要があるのだろう?
この男が話し掛けてきたの理由がよく分からなくて、海月は視線を前に戻す。
すると、すぐに男がまた話し掛けてきた。
「俺がサッカーを教えてあげようか? サッカーは面白いよ、奥が深くて知れば知るほど好きになる。」
「いえ、大丈夫です。」
段々、側に寄ってくるこの男が何んだか怖い…。
でも、人集りは既に海月の後ろの先までいっぱいで、ここから移動してしまったら理紫のことが見られなくなってしまう。
「遠慮しなくてもいいよ? この後でも、どこかでゆっくり話せないかな? 」
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