440人が本棚に入れています
本棚に追加
/40ページ
目の前で閉まった自分の部屋のドアに、古山が大声を上げる。
「おいっ! 徳井っ! 」
焦ってガチャガチャとノブを回すが、鍵は既に掛けられていた。
「何んだよ、コレ! 開けろよ、ふざけんな…っ! 」
「古山さん、悪いんですが部屋使わせて貰いますんで、2、3時間どこかに行っていてくれませんか? 」
「2、3時間~っ?! 馬鹿言ってんじゃねー!! 」
ドンドンと叩く音が響くドアを背で押さえるように立つ理紫に、海月は思わず止めようと駆け寄る。
「理紫、大切な先輩に駄目だよ! 」
最初のコメントを投稿しよう!