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海月を見つめたまま、代わりに理紫が答えると、「大事な話? 」と訝しむ古山の声が返ってきた。 「……談話室か、食堂じゃ駄目なのかよ? 」 「すみません 」 理紫の即座の返事に、ドアを隔てた向こう側からため息が聞こえる。 「しょうがねーな 」 「ありがとうございます 」 それだけで了承を取れたと理解した理紫は、先にお礼を言った。 「……分かった。 徳井、貸し1な。 話、終わったらメールして 」 トン…と1回、ドアが叩かれ足音が遠ざかってゆく。
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