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だから《特別》なんだろうけれども。
1人で納得した理紫は、海月の服をベッドの上に置いてから、自分は何も身に付けずに立ち上がる。
そして、クローゼットに向かおうとした時だった。
「きゃっ! 」
きゃ?
後ろから聞こえた声に首を捻って振り向くと、海月が上掛けに顔を埋めているのが見える。
「どうしたの…? 」
「早く、服着て… 」
はい?
聞こえたか細い声に、理紫は脱力する。
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