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だけど、下から見上げてくる理紫の笑顔がどこか可愛くて、愛しくて、海月は携帯を手にしたまま「もう…… 」と理紫の首に腕を回した。
そんなの、私だって同じ。
嬉しくて、幸せで、ずっとずっとドキドキしてる。
心臓が壊れちゃいそうになっても、そんなふうに思うのは理紫だから…、こんな気持ちをくれるのは理紫しかいないから……。
「海月 」
「うん…?」
「それは消していいけど、ちゃんとことわるから新しいの撮っていい? 」
「……うん 」
そんなに甘さを含んだ声でお願いされて、断れる訳…ない。
「ねぇ、海月… 」
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